ma機材レビュー

忘備録を兼ねて実際に使った機材をレビューします

【コラム】Two Rock「Opal」について

 


こんにちは、maです。

いろいろあってTwo Rock「Opal」について調べました。

今回は完全に忘備録です。せっかく調べたので共有できる形でまとめようと思い筆をとりました。「らしい」とか「ようです」が多いですので、話半分に読んでください。

 

Two-Rockは昔から短期間にディスコンとモデルチェンジ、さらには復刻生産を繰り返しています。モデル名は知ってるけどどの時期にどんな仕様で作られたのか分からないという方は多いのではないでしょうか?特に黎明期から2010年頃あたりは情報が少ないです。
今回ブログを書くにあたり海外のネットを漁っていろいろ調べましたが、情報の不足や多少はズレはあるかもしれません。あらかじめご了承ください。もしもさらに正確な情報をお持ちの方はぜひコメントにてお知らせください。


「Opal」はまさにTwo Rock黎明期に開発されたモデルです。
Two RockはもともとK&Mという会社のブランドです。アンプ製造を始めた地がカリフォルニアのTwo-Rockという場所の近くだったことが由来だそうです。

 

K&Mの設立は1999年。最初はK&M Analog Designsという名義で10台のモデル名もシリアルも無いアンプを使ったのが始まりです。
その後、Two Rockに名義を変えて「Emerald」「Sappire」「Amethist」という宝石の名を冠したモデルを作っていきます。さらに各モデル名の後ろにProだったりSpecialだったりが付いた上位モデル(あるいは特別モデル)も作られました。


「Opal」が開発されたのは2001年らしいです。
当時、北カリフォルニアで開催されたアンプの競技会にフラッグシップだった「Emerald Pro」と新しく開発したプロトタイプの通称"Wood"Ampを出展したそうです。このWood Ampをベースにして新しく開発されたのが「Opal」です。


特徴は、内部に使われる配線を可能な限り短くすることでタッチレスポンスやスピード感を追求していること。本当かどうか不明ですが、75%のワイヤーを削減したと当時の商品説明に書かれています。この特徴を指して製作者は「Opal」を"ワイヤレス・アンプ"という愛称で呼んでいたそうです。販売当時は数量限定、50Wの6L6GC 12AX7のフォーマットでのみ入手可能だったとのこと。

 

余談ですが、「Custom Reverb」の前身モデルとなる「K&M Custom」が開発されたのはもう少しあとだったようです。また宝石シリーズ(勝手呼んでるだけです)は他にも「Topaz」「Ruby」「Onyx」「Jade」など多岐に渡ります。全てが別々のモデルというわけではなく、宝石シリーズの後継機には宝石の名前が付いているみたいです。例えば「Topaz」は「Emerald Pro」の後継機です。

時系列で見ると毎年のように新しいモデルが出ては消えていってます。それだけ進化し続けているブランドとも言えるのかもしれないです。

 

こちらからTwo-Rockのディスコンモデルの情報を得ることができます。

Legacy Amps | Two-Rock Amplifiers

 

そんな盛衰の激しいブランド内でも「Opal」は2001年〜2007年頃まで作られていたらしいので、評価の高いモデルだったのではないでしょうか?(数量限定ってのはあとから撤回したのかもですね

 

他に「Opal Signeature」なるモデルも2007年頃に作られています。ただしこのモデルに関しては公式HPにも記載がなく、当時販売していた楽器店の紹介ブログなどでモデル名と写真が確認できたのみで詳細は不明です。