ma機材レビュー

忘備録を兼ねて実際に使った機材をレビューします

【レビュー】CULT / Ray

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こんにちは、maです。

 

とても熱い毎日が続いていますが、皆さん元気にMNGしておられますでしょうか?

私はと言えばメインのアンプが定まりまして、それに合わせて手持ちのペダルの整理しております。アンプとエフェクターの相性ってのはやはりあるんだなあ、としみじみ思います。

 

さて、今回は今話題のペダル・CULTの「Ray」をレビューします。

既にインプレッションはTwitterでお伝えしていますが、それらを改めてブログにてまとめてまいります。

 

最初に断っておきますが、あくまで私見です。

人によっては全く違う見解をお持ちの方もいるかと思います。

あくまでもいち意見として参考にしていただけますと幸いです。

 

最初に「Ray」がどんなペダルかを完結に述べます。

 

『ビンテージのProCo RAT(Large Box~White Faceまで)の、ゲイン9時までサウンドをオーバードライブとして現代的に構築し直したペダル』

 

R4.10.30追記

大事なことを書き忘れていました。。。

このブログの内容はRayを18Vで駆動させた時のものだと思ってください。

ずっと18Vで使っていたので9Vとの違いをきちんと確認していませんでした。9Vメインで使ってる方が読むと?となるかもしれません。

 

まさにこれです。

・原音に倍音がまとわりついてくる感じ

・Trebleがカバーしている帯域とそれに由来するレスポンスの速さ

・歪みの質感

、、、全てがそっくりです。大袈裟ではなく。

 

ビンテージRATをお持ちの方がいたら、ぜひ試してみてください。

ほとんど同じ音がするはずです。

 

こちらwhite faceとRayの比較です。

どちらがどちらか分かりますでしょうか?

 

最初に自分のアンプで鳴らしたとき、「あ、好きな音だわ~」と思いました。

そしてこれ、絶対に知ってる音だなとも思いました。

 

というのも、私はignition/of/mass/products//の「ART」というペダル(ビンテージのラージボックスRATを高精度で再現したペダル)の大ファンでして、それをローゲインで鳴らすクランチサウンドがめちゃくちゃ好きなのです。

様々な歪みペダルを試してきて、他にも好きなペダルはたくさんありますが、じゃあボードを組もうかとなると必ず「ART」に戻ってきてしまうくらいです。

 

この音はどうしてもビンテージRATでしか出せなくて、しかもWhte Faceまでの個体でしか再現できないのです。Black Faceでも試しましたがローゲインでは綺麗に鳴らせませんでした。

 

それでもしかしてと思い、比べてみたらドンピシャで同じ音がしました。

もちろん100%同じではありません。

ただ違いと言えば

・BassとTrebleが完全に独立しており、RATでハイを強調すると薄くなりがちなロー感を自由にコントロールできる

・ビンテージならではの偏った帯域が均されてモダンになっている(これはローを独立してコントロールできるからそう感じるだけかもしれない)

 

という点くらいです。これらはむしろ、ビンテージRATをクランチで使う上で不便だった点が現代的にアップデートされたということではないかと思います。

 

ちなみにCULT公式のHPには、次のような文言があります。

タッチレスポンス、アタックの速さをまず重視し、それに相反するはずの太さや粘り、心地良いコンプ感も感じさせる、汎用性の高いモダンなオーバードライブ。それを実現する回路はRayのためのオリジナルであり、陳腐な言葉ながら、“~~系”といったジャンルには属しません。

CULT / Ray | PEDAL SHOP CULT (cult-pedals.com)

 

正直ここまで似ていたら、意識していないはずがないです。

名前が「Rat」「Ray」で一文字違いなのも、偶然とは思えなくなります。

 

もしも比べることが出来る人がいたら、ぜひご意見を聞いてみたいです。

自分だけがそう思うのか、それとも実際にそうなのかとても気になります。

 

とは言え、このペダルが素晴らしいサウンドなのは間違いありません。

個人的には当面のあいだメインの歪みとして使っていこうと思っています。