【レビュー】EUNA / 29 Pedals
お久しぶりです、Madsです。
ここ1ヶ月は楽曲制作に打ち込んでいてすっかり更新が滞っておりました。
とはいえその間にもたくさんMNGをしておりまして、紹介したいペダルが増えていくばかりです。
というわけで、手始めに29 PedalsのEUNAをレビューします。
今回は先に結論を述べます。
EUNAをおすすめしたいのは、
・クリーンサウンドを積極的に作り込みたい方
・自分の持っているギターのサウンドに不満がある方
・DTMを一本のギターでこなしているけど、もう少しサウンドバリエーションが欲しい方
です。
◾️29 pedalsとは
アメリカのカリフォルニアに居を構えるBelievable Audioというメーカーが持っているブランドが29 Pedalsです。(RolandのBossと同じイメージですね)
EUNAが初めて同社からリリースされたペダルですが、口コミで話題になり今や代理店がついて日本にも輸入されるほどの人気になりました。
次作"OAMP"が6月リリース予定なので、そちらもとても楽しみです。
◾️EUNAについて
読み方は"ユーナ"。
ユーロ(EURO)を想像してもらえたら分かるはず。Elite UNity Amplifierを略して"EUNA"と呼称しているそうです。
EUNAは三種のEQ、FX loopを搭載したアクティブバッファです。
オフの時にはトゥルーバイパス、またはFX loopが有効になります。
オンにするとFX loopが無効になりバッファとEQが有効になります。
◾️サウンドについて
ここからが本題です。
まずバッファはアクティブだけあって、わりと味付けの強いサウンドです。
ローエンドがタイトになり、やや固めのサウンドに変化します。コンプ感はないのに、各弦の音量が揃ったような均一感が加わります。
さらに3つのトグルスイッチをオンにすることで、各帯域を強調することができます。
先ほどから敢えて"EQ"と記載しているのは、このスイッチの効き方を鑑みてのことです。
割とはっきりとした変化をもたらします。
ギターそのものもの音色を変化させるようなイメージ。「シングルピックアップで、もう少しリアに低音が欲しい」「フロントピックアップにもっと抜けを足したい」みたいなニーズにはとても合ってると思います。
つまり、ギターの音色を積極的に補正する目的になるのですが、帯域やブースト加減は最初から定められています。このチューニングは29 Pedalsのセンスが存分に発揮されていて絶妙です。どのギターでも一定の効果が得られるのではないかと思います。
このチューニングを良しと出来るかどうかで、このペダルが合うか合わないかが決まってくるでしょう。
人によっては"イコライザーでいいじゃないか"と思うかもしれません(私がそうでした
ギターそのものの音を大事にしたい、という方にはあまりお勧めできないペダルです。
逆にたくさんペダルを繋いだり、積極的にクリーンの音を作り込みたい人にとっては非常に強力な味方になるでしょう。
ボードの最前段で音色を補正するバッファペダル、というのは日本で流通してるペダルでは、似ているものがほぼありません。強いて言うならOvaltoneのPrime Gearでしょうか。
クリーンブースターとは一味違ったペダルです。気になる方は是非試してみてください。