ma機材レビュー

忘備録を兼ねて実際に使った機材をレビューします

【番外編】そっと手放したペダルたち2021

こんにちは、maです。

 

今回は番外編。

特にMNGの報告もせずに手放したペダル含め、その理由を添えてつらつら書いてみます。

 

①Klon / KTR

②LanderのCultのやつ

③80tape/ In Limbo Ⅲ

④Digitech / XP300 Space Station

hologram / microcosm

⑥UAD / UAFX Starlight Echo Station

⑦phantom fx / bells

 

 

①klon / KTR

今年突然高騰し始めましたよね。

手が出せない価格になる前にCentaurと比較したくて入手しました。

比べて分かったのは、CentaurとKTRは同じ種族だけど別物だということ。もちろんKTRにも良さはありますが、Centaurの代役を担うのは難しいと思います。KTRの方が線が細くて明るいトーンです。そしてトゥルンとした音がします。両方あったら結局Centaurを選んでしまうので、KTRは全く出番がありませんでした。

 

②LanderのCultのやつ

先に断っておくと、大変素晴らしいペダルです。ファズフェイス系の魅力を教えてくれましたし、曲作りでも大活躍しました。

それなのになぜ手放したかと言うと、サウンドがだんだん物足りなく感じるようになってしまったからです。やっぱり自分はNG-FuzzとかBig Cheeseみたいな個性強めのファズが好きなんだなあ、と実感しました。

そして加えて言うなら、転売屋の商材として目をつけられてるのを見て萎えてしまったから、というのもあります。同じ理由でVemuramのMyriad FuzzやTB-2Wも欲しいという気持ちが沸かなかったりします。

 

③80tape/ In Limbo Ⅲ

入手困難な多機能アナログペダル。

これを手放したのは、近々5が出るという情報が入ったからです。そのための資金作りのため、背水の陣で手放しました。

アナログディレイを欲している人は是非候補に入れてほしい。大変おすすめなペダルです。

 

④Digitech / XP300 Space Station

飛び道具として名高いレアペダル。こちらも年々高騰しているので、早いうちに試したくて買いました。

確かにこのペダルでしか出せない音で、今でも人気が衰えないのも納得です。

手放した理由は、アウトプットレベルの調整が難しかったからです。プリセットによって著しく音が大きくなります。またSynth以外のプリセットは他のペダルでも再現できそうなのと、そもそも強烈すぎて使い道がないというのもあります。

サウンドは唯一無二だけど使いこなすのが非常に困難なペダルだと思いました。

さらに、Cooper FxがXP300をモデリングしたArcades Cardを出してくれたので、このサウンド(特にSynth)のために手元に残しておく必要がなくなったのも大きな理由です。

 

hologram / microcosm

グリッチラニュラーとルーパーを合体させた複合ペダル。

各プリセットのパラメーターがほとんど固定されていて細かい音作りができない点が難点でした。非常に完成度の高いペダルですが、自分の出したい音にどうしても届かずに放出となりました。ちなみに今、グリッチ・グラニュラー系はFabrikat、tensor、steme[n]を組み合わせて出したい音がほとんど再現できています。

少し値が張りますが、グリッチラニュラーの入門機としてとても良きだと思います。

 

⑥UAD / UAFX Starlight Echo Station

高品質なデジタルモデリングのディレイ。

deluxe memory manとの比較のために購入しました。

デジタルらしいクリアな音像で本家よりブライトな印象。全く同じ音は出ませんが、ニュアンスはかなり近いです。他に数種のディレイを使えること、プリセット機能がついていることも加味すれば、こちらの方がより実践向きで使いやすいかと思います。

惜しむらくはタップテンポがついていない点そしてプリセットがひとつしか切り替えられない点です。音質に全振りした結果かなと思われます。

 

2022.10.20追記

コメントにてご指摘いただきウェブマニュアルを確認したところ、タップテンポ機能はついておりました。私の確認不足により、読んでいただいた方に誤解を与えてしまい本当にすみません。正確な情報をお伝えできるよう注意して記事を書いてまいります。よろしくお願いいたします。

ご指摘いただいた”通りすがりのギター好き”様、ありがとうございました。

 

 

⑦phantom fx / bells

BJFEのHBODインスパイア系ローゲインオーバードライブ。

2021年最もペダル界隈を騒がせた日本ブランドのひとつがphantom fxだったかなと思います。これまで使ったことがなかったので、ひとつ試してみるべく購入しました。

手放したのは単純に歪みの質感が好みでなかったからです。HBODが好きな人にはきっとハマると思います。

余談ですが、好きな歪みの基準って最初に触れたペダルが基になるんじゃないかなって思っていて、、、私はBOSSのOS-2=オーバードライブの歪みっていう感覚があります。

 

以上でございます。

なかなか手放した理由って公表する機会がないので、思い切って書いてみました。

私は「ペダルは好みかどうかのみ。良し悪しはない」というの持論です。

ですから手放したからといって、ペダルとしての評価が低いというわけではありません。それぞれ自分の出したい音、好きな音を追及すれば良いと思います。

私も2022年はより自分の好きを追及する一年にしていきたいです。